【プノンペン】トゥールスレン虐殺博物館|元学校の収容所

カンボジア

キリングフィールドを見学したあと、そのまま向かったのがトゥールスレン虐殺博物館。
別名、S21収容所。

⇨キリングフィールド訪問記

場所はプノンペン市街地の端っこ。
キリングフィールドからトゥクトゥクで戻る途中に立ち寄ることができます。

キリングフィールドが処刑場なら、
トゥールスレンは尋問と拷問が行われた場所。

両方を訪れることで、クメール・ルージュ政権下で何が起きていたのかを
より深く理解できると感じました。

トゥールスレンとは?

トゥールスレン虐殺博物館は、もともと高校として使われていた場所でした。

しかし1975年にクメール・ルージュが政権を掌握すると、
「政治犯」を収容する秘密刑務所「S21」に転用されます。

政治犯と一方的に決めつけられた人の大半は普通の一般市民。

ここでは約1万2千〜2万人が収容されたそうです。
そのほとんどがその後キリングフィールドへ送られ、命を落としました。

現在は虐殺博物館として保存され、当時の建物や資料が公開されています。

入場料金とオーディオガイド

入場料は5ドル。

日本語対応のオーディオガイドは別料金で5ドルでした。
私は借りなかったのですが、展示物の説明は少なめ。

後から考えると、日本語ガイドを借りた方が理解が深まっただろうなと思います。

特に歴史的背景をあまり知らない状態で訪れるなら、オーディオガイドはかなり役立ちそうです。

トゥールスレン虐殺博物館 内部の様子

では、実際に見学した場所や展示物について紹介していきます。

学校だった面影が残る建物

敷地内には複数の校舎が残されています。

外観だけ見ると、ごく普通の昔の学校。
木々も多く、子どもたちの声が聞こえてきそうな雰囲気です。

ドリアンがなっていました。生えてるの初めて見た👀

しかし、その場所で行われていたことを知ると景色がまったく違って見えます。

校舎の中には、教室をレンガや木材で細かく区切った独房が残されていました。

一人分もないような狭い空間に驚くと同時に、
黒板や窓枠など「学校だった痕跡」が残っていることが、より不気味さを感じさせます。

普通の教室がそのまま牢獄へ変えられたことがよく分かりました。

最後の犠牲者たちの写真

特に印象に残ったのは、大きな教室だったと思われる部屋です。

そこには簡素なベッド台が置かれ、手錠や足枷が入っていたとされる箱も展示されていました。

これは別の部屋で撮った写真ですが

壁には、1979年にベトナム軍が施設を発見した際に撮影された写真が掲示されています。

写真には最後の犠牲者たちの姿が写されており、
鮮明な写真ではないものの、目を背けたくなるような内容でした。

「ここで実際に起きたことなんだ」と実感させられる展示です。

数え切れないほどの顔写真

館内には、収容された人々の顔写真が大量に展示されています。

大人だけではありません。

子どもや赤ちゃんまで含まれていて、その数の多さに圧倒されました。

クメール・ルージュは収容者の写真を記録として残していたため、
現在でも多くの写真が残されています。

一枚一枚を見ていると、一人ひとりに人生があったことを強く感じました。

拷問の様子を伝える絵の展示もありました

訪問する方向けの情報と感想

この記事になぜか辿り着いて読んでくれている方は
実際に行こうと思っている方が多いかもしれません。

所要時間や知っておきたかった情報について最後にまとめて終わりたいと思います

【所要時間】資料館を見るなら長め

複数ある建物のうち、資料展示が充実している棟もありました。

そこではクメール・ルージュ政権の成立から崩壊までの経緯や、
収容所の仕組みについて詳しく解説されています。

何人かの犠牲者をクローズアップして、生い立ちを紹介したものもありました😢

展示をじっくり読むとかなり時間がかかるので、
見学時間は最低でも1〜2時間程度は確保した方が良さそうです。

施設だけをぐるっと回るなら30分ぐらいで見終わると思います。

キリングフィールドとセットで訪れるのがおすすめ

正直なところ、わたしは先にキリングフィールドを見学していたので精神的にかなり疲れていました。

そのためトゥールスレンでは足早に見て回った部分もあります。

それでも両方訪れたことで理解は格段に深まりました。

キリングフィールドだけだと「処刑が行われた場所」という印象ですが、
トゥールスレンを見ることで、その前段階でどのようなことが行われていたのかが見えてきます。

時間が許すなら、ぜひセットで訪れることをおすすめします。

【要】暑さ対策‼️

各展示室は基本的にドアもなく、空調は全くありませんでした。(2026年時)

非常に暑いため、ハンディファンや汗拭きシートなど暑さ対策グッズが重宝します!

とはいえ、キャミとショーパンのような格好では入れないので、
敬意を持った服装で訪問するようにしてください

トゥーンスレン〜訪れてみた感想〜

見学後は、クメール・ルージュやポル・ポト政権についてもっと知りたいと思うようになりました。

有名な作品としては、実話をもとに制作された映画
『キリング・フィールド』
があります。

この作品は第57回アカデミー賞で複数部門を受賞しており、
カンボジアで起きた悲劇を世界に伝えた作品として知られています。

実際に現地を訪れてから関連書籍や映画を見ると、歴史への理解がさらに深まるはずです。

時間が空いてしまいましたが、カンボジア旅後半の記録も書いていくので
併せてご一読ください🙏

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